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ゴスペルはいつの時代にも流行にも左右されず存在してきました。ロックが反抗、ブルースが悲哀なら、ゴスペルはまさに希望といえるでしょう。その昔、アフリカから多くの黒人が奴隷としてアメリカに売られてきました。生きていることが絶望の連続である過酷な奴隷生活の中で、彼らがあくまでも希望を歌ったのは、絶望を越えた「神の国」の希望を信じていたからでした。
その黒人たちの希望の歌が「ニグロスピリチュアル」と呼ばれるようになり、ニグロスピリチュアルが「ゴスペル」となり、黒人教会を中心に歌われるようになりました。やがてゴスペルは、「モータウン」において市民権を得たことから、全世界に発信されることになったのです。
ゴスペルというと、日本では黒人独特の音楽と思われがちですが、本場アメリカではゴスペルは黒人だけが歌うものではなく、白人からヒスパニックに至るまで、多くの人種が多くの音楽形態を通して表現しています。このイベントの発起人であるMarreをはじめとするアーティスト達も、日本人でありながら、同じ希望を歌い演奏する「J-ゴスペル」の草分け的存在です。
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